2月15日は大乗寺の涅槃会で、私もお参りさせて頂きました。
ここは市内南部方面になり長坂町です。
総門(黒門) 1665年建立
総門を通り山門を抜け法堂まで行くとすでに沢山の人・人でいっぱいでした。
厳粛に行事が行われている。
お経終了後は恒例の涅槃団子撒きです。
しかしそれまでに時折室内アナウンスで「立ち上がらないで下さい」とか
「走らないで下さい」の注意?と思われる言葉が流れ、初めて参加する私にはよく分かりませんでした。
やがて団子が入ったかごを手にお坊さん達が現れたとたん、会場の参拝者は立ち上がり
ナイロン袋を広げ、団子が撒かれるとすごい急いで突進して行きました。スゴイです!
始めの内カメラで撮っていた私も1個ぐらいと思い、見回しますが思う様に取れず。
畳に両手をつけ頭を低く下げ動物が地を這う様にして進むとやっとのことで団子を手にする事ができました。
(運動会の網くぐり競走を思い出しました)
場内の団子が無くなると参拝者達はこれ又帰るのにすざましい早さで、人の波です。
そんな中、法堂から窓越しに庭園を見れば綿雪が静かに降り、室内の行事とは対照的な風景であった。
涅槃会とはお釈迦様が入滅した日に遺徳を偲んで行われる報恩、法要と聞いているが、
団子を我先にと取り合う姿は本当にお釈迦様を偲んでいるのだろうかと疑いたくなる。
会社へ帰り、頂いた団子を広げてみた。色鮮やかできれいであったが
あの光景を思い出すと気持ちは複雑である。