【い草について】
い草は、イグサ科の多年生植物です。暖かい地方の湿地に生え茎を畳表や花ゴザにします。
【い草の特色】
部屋の湿度が高い時は、表皮の気孔から湿気を吸い取り、中にあるスポンジ状の「なかご」に蓄えます。部屋が乾燥すると水分を放出し空気中の湿度を一定に調整します。い草の表皮には、たくさんの溝が走っています。これが肌のべたつきを抑え爽やかな肌触りを生み出しています。
【畳の効果】
原材料である稲わらやイ草(畳表)は自然の資材で湿気を吸収し、又 放湿する性質があります。稲わらには熱を伝えにくい特徴があります。一度暖かい状態になると熱を逃さない保湿の役目をします。畳には、音を吸い込む吸音効果があります。例えばフローリングの床に敷いた場合の「衝撃音」は、かなり改善されることが分かっています。他にもアロマテラピー効果があり、お部屋の二酸化窒素(NO2)を吸収する働きがあります。また畳から香ってくるイ草の香りは、多くの人に好まれています。